第2章 続そもそも物とは?〜分子〜

 
   前回、物とは分子で出来ている といいましたが どうも ”分子”って何? な感じだと思います
   今回はもうちょっと込み入って 話をします
 
〜全てのもの〜
   前回全てのものは分子でできているといいました
   水なら ”水分子”というものが 集まって 水になっている、
     鉄のフライパンなら ”鉄分子”が集まって 一つのフライパンになっている
   どうもぱっとしないと思うので ちょっと変わったもので紹介します

       これは”人のはいったコップ”です

   他にいい名前があれば教えてください、 あなたは「これなんですか?」って聞かれたら

   人の集まり それか  と呼ぶでしょう

   これは 水の入ったコップと同じなのです 「水は水分子が集まって 一つの水になっている」

   のと同じように「人の集団は人が集まって 1つの人の集団になっている」のです

   ・・・でもちょっと変ですね

   「水は水分子が集まって 一つの水になっている」  は正しく言うと
   「水の集団は水分子が集まって 一つの水の集団になっている」
   の方が正しかな とりあえず こうしておきます 
 
〜分けてみよう〜
   「人の集団は人が集まって 1つの人の集団になっている」  これは確かに そうですよね
   じゃあ これを半分にしましょう

       7人が3人になりました じゃあこれは”人の集まり”じゃなくなりましたか?

   そんなことないですよね 3人でも 「人の集まり」 であることは確かです

   じゃあもっと減らして 1人にしましょう

       これはなんと呼びますか? 人の集団・・・とはいえなくても とりあえず人です

   これが 水のときにもやった「これ以上分けられない状態」

   なのです。 どうしてって これ以上分けたら・・・・・大変なことになってしまいます

   これが分子なのです これ以上分けたら別のものになってしまうもの なのです

   人(人の集まり)は 人がたくさん集まって 出来ています

   だから その元は 人一つなのです

   水(水の集まり)は 水がたくさん集まって 出来ています
   だから その元は 水一つなのです、 この 元となっている 水一つのことを 水の分子 というのです
   そして この水の分子は 人と同じように これ以上分けたら 水でなくなる 物なのです


〜分子の種類〜
   水は水の分子が集まって出来ていることは 分かったと思います
   じゃあ・・・分子って何?
   水は水の分子 鉄は鉄の分子 といろいろな分子があります
    理科でならう 酸素 そして酸素の分子 火をつけると爆発する水素の分子 こんなものもあります
   じゃあ この世の中のものが全部別々の分子で出来ているなら これはどう説明すればいいでしょうか?

       ここに 試験管があります その中に 酸素を1

   水素というガスを2(つまり酸素の2倍)入れて ふたがしてあります

   酸素は酸素分子 水素は水素分子の集まりです

   (酸素を1と書きましたが これは 酸素分子が1個ってわけじゃないです

   割合で 酸素の2倍 水素が入ってます ってことです)

       見やすくするとこんな感じです 青が水素分子、紫が酸素分子

   当然 水素も酸素も 3個や6個ということはありません

   なんせ分子は目に見えないくらい小さいので 何億と分子はありますが

   書ききれないので 3個と 6個にしました

       そして その中に火をつけます すると 試験管の中で爆発が起こります

   これは理科の実験でやった人がいると思いますが

   酸素 と 水素を 1:2の割合(つまり 水素を酸素の2倍の量で)

   で混ぜて 火をつけると 爆発するのです

   そして爆発すると・・・

       ・・・水が出来るのです

   ・・・・・おかしくないですか?
   だって 試験管の中には 酸素分子と 水素分子しかなかったはずです
   で 爆発したら なかったはずの水分子が現れた(水が出来た)
   ・・・・・・・なんで?
 
〜分子の構造〜
   コップに話を戻しましょう

       これは 人 ですね これを分けたら 別のものになるという 分子 みたいな物だといいました

   でも・・・ 人って何で出来ていますか? 

   手・足・胴体・頭 で構成されていますね

   つまり・・・ 分けたら別のものになるけど いくつかのものが集まって 出来ている

   のです

   今度は 又別のものを用意しました

       これは ブロックでできた家です この家は赤色の四角と 緑色の長い四角

   青色の三角形で出来ています

   これを分子としましょう

   これ以上壊したら これは家でなくなるのです

   でも・・・壊せますよね

   四角が2つ 長方形が1つ 三角形が1つ に分けられます(家じゃなくなるけどね)
   実は 分子もこんな感じに出来ているのです

       これが 水分子の正体です これがたくさん集まって水になります

   本当は こんな色はしていません ただ種類別に色分けしたのです

   これによると 水は 何かが2つと 何かが1つでできています

   つまり

   さっきのブロックで出来た家と同じように 水ではなくなるけど

   壊せるのです

 
〜実験との関係〜
   では話を元に戻しましょう
   
   これですね。酸素と水素に火をつけたら 水が出来たものです
   では どうしてかという話をしましょう
   水分子が 何かが1つと 何かが2つで出来ていることは分かりましたね
   もちろん 酸素分子と 水素分子も 水分子のように 何かと何かで出来ています

       これが 酸素分子と 水素分子の構造です

   水分子と違い 酸素も水素も同じ物で出来ています

   酸素は 何かが2つ 水素は何かが2つ・・・

   どこにも 水の分子はありません

   でも・・・よく見てください

   さっき 水分子で色分けした紫色のがあります 青色もあります

   実は水分子は 酸素分子の何かが2つあるうちの1個と 水素分子にある何かが2つで出来ているのです
   つまり 酸素分子半分と 水素分子そのものが くっつけば 水は出来るのです
   それをしたのが ”爆発”です

       初めはこんな風に 水素分子と 酸素分子が別々にありました

   しかし そこに点火をして爆発させると

   (ココから下は 分子の説明のための解説ですので 多少現実と違います

       爆発させると 酸素分子や水素分子が 1つづつに分かれます

   つながっていたものが壊れて ばらばらになったのです

   そして それが くっついて・・・

       酸素分子の分かれたの1つに 水素分子の分かれたの2つが くっついて

   1つの水分子になりました

   これで 酸素分子と水素分子が爆発すると なかったはずの水が出来る

   という 不思議は消えましたね

   水は 酸素分子の片方と水素分子で出来ていた
   だから酸素と水素を混ぜたものを爆発させると なかったはずの水が出来たんですね
 
   「水分子は水分子 分けられない」
   そうじゃなくて 「水分子は 何かと何かがくっついて出来ていて 分けたら水じゃなくなるけど 分けられる」のです
   酸素の半分と水素がくっつけば それで水が出来るのです
   こんな風に世の中にある分子は 全部が別々というわけではなくて
   ”何か” が 酸素や水素のように1種類 又は水分子のように2種類
     中には10種類以上もくっついて出来ているものもあるんです
   そして 水は そんな何かがくっついて 出来た水分子が集まって 出来ているんです
 

まとめ

   分子・・・これ以上分けられない ”物”の一番小さいやつ
        例えば 水を分けていくと いつか「これを半分にしたら水じゃなくなる」というものになる
        水の場合 それを 水の分子 又は水分子 と呼ぶ

   物・・・分子がいくつも集まって出来ている 砂場は小さな砂が集まって出来ているように
       今日も飲んだ水も 水分子が集まって出来ている

   分子その2・・・分子は 水分子なら”水分子”だけであって分けられない、のではなくて
            何かと何かがくっついて出来ているので 確かに半分にしたら水ではなくなるけど
            水分子は壊すことが出来る
            つまりは 分子は それより小さな物の集まりで出来ている

 
   次回は じゃあその分子を作ってる ”何か”って何? の話をします
 

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